俺の好きな人
第9章 真琴の記憶
ー瀬戸?......おい!!待てよ!
ーじゃあな真琴。
ー待ってくれ!俺を一人にしないでくれ........
バサッ
あれ?俺泣いてる?なんで泣いてんだっけ?なんか悲しい夢を見ていた気がする。
全然思い出せないけど。
なんか大事なこと忘れたような、忘れてないような.........
なんか昔のこと思い出そうとすると頭が痛くなる。
まるで思い出させないように。
腹減った............。
ん?なんかいい臭いがする!!
「真琴!早く起きろ!!」
瀬戸の怒鳴り声がした。
俺は制服に着替えて下に降りた。