テキストサイズ

俺の好きな人

第15章 真琴と直樹の思い













また逃げた。
まただ。俺は大切な人に、大好きな人に別れを告げた。
もう、俺には何もない。












瀬戸、俺はお前の居ない人生なんて考えたくないよ。
でもさ、守ってもらったから今度は俺がお前を守るよ。
















なんで涙なんか出るんだろう。
もう、会えないのかなぁ。














「!!!真琴!!!」












俺は振り返った。
振り返ってはいけないのに。













そして思いっきり抱き締められた。
この感触この匂い。














                         

ストーリーメニュー

TOPTOPへ