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幸せな時間

第3章 動き始める心

「さっきの見てたよ。イイ感じだったじゃん。」




でた。 


高島健人だ。






「お前もしかしてわざとクモのせた?
 アイツにとってもらうために。」




「 そんなわけないじゃん!
 私虫大嫌いなの!! ていうか、
 私がそんなことすると思う?」




「それもそうだな。
 お前がそんなこと思い付くわけ 
 ねーよな(笑)」




「今ばかにしたでしょ!」




「してないしてない(笑)
ちょっとコンビニつきあえよ!」




「は?なんで?」




「俺にジュースおごるために。」




「どーしよっかなー」




「お前には選択権も拒否権もねーの。
俺が行くっつったら行くんだよ!」




「仕方ないなー」




くだらない話をしながら塾を出て、
最寄りのコンビニに向かった。











影で見ていた一人の視線に気づくことなく………。

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