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秘密のカップル

第3章  弘樹家で。



ある日のこと。








きーんこーんかーんこーん…


終わりのチャイムがなって、それぞれの教室から「さようならー」という声が聞こえる。


私たちのクラスもそう言ったばかりだった。
教室から出て行く皆にのまれ、私も教室をでる。


とたんに、
髪を後ろに引っ張られた。




梨華「いってぇ!…中田!痛いってば!なんなの?」



いつもちょっかいをかけてくる彼氏。
中田弘樹だ。



弘樹「ん?なんでもないけど?」

梨華「な、なんだよそれー!離して。帰るから」



廊下からは声が聞こえる。

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