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禁断兄妹

第4章 犯されるって、言えば‥‥?



はっとしたように
お兄ちゃんが動きを止める。

私も
身体が硬直

動きを止めた私達の荒い息遣いと
無機質な電子音が
リビングに響く。

この時間に家の電話が鳴るなんて


「‥‥母さんだな‥‥」


お兄ちゃんが独り言のように呟いた。

天を仰いで
フッと苦笑いしながら息を吐くと

次の瞬間
私の身体を支配していた全ての力を
抜いた。

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