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軽く折り曲げて横に倒していた私の膝に
お兄ちゃんの手が触れた。

それだけで
身体に震えが走る。

大きな手で包むように両膝を撫でられて
そのまま
静かに両足を押し広げられた。


「‥‥！」


大胆なほど開かれて
思わず息を飲む。

膝から離れたお兄ちゃんの両手は
両足の奥へ向かうように
ゆっくりと太股の内側を撫で上げていく。

さっきよりも強く押し当てられている熱い手のひら
その密着感に肌が粟立って
汗ばんで
胸の奥がぎゅっと締めつけられる。