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禁断兄妹

第34章 禁断兄妹4th プロローグ


***柊side ***                                       
                

目を覚ますと
腕の中に萌の姿はなかった。

カーテンの隙間から差し込む細い光
部屋の床を一筋
眩しく照らしている。

もう朝

伸ばしたままの腕に残る軽い痺れ
寝返りをうちながらその手を引っ込めると
萌の髪の香りがした。

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