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禁断兄妹

第37章 永遠の愛を


───もし俺に‥‥話したいことが、あるなら───

───もしあるなら‥‥今、言えないか‥‥?───


萌と乗り込んだ電車の中
流れる景色を眺めながら
背中で聞いた父さんの声が
何度も胸に蘇る。

飛んでいくように後ろへ流れていく景色
電柱の数を
一本、二本と無意識に数えながら


───それとも逆に‥‥俺に話したいことが、あるの───


そう返した自分の言葉も
何度も
何度も

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