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禁断兄妹

第37章 永遠の愛を


いい時間を過ごせた
父さんはそう言ってくれたけれど
心からの言葉なのか

本当は
俺の裏切りを本能的に感じ取ってるんじゃないのか


「‥‥ね、後なん駅‥‥?」


萌がコートを引っ張る。


「後、二つかな‥‥」


「二つね、二つ‥‥!」


ごめん父さん
ごめん

俺はあなたを愛している

でも
俺には
どうしても守りたいものが
どうしても手放せないものが
あるんだ

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