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ずっと傍に居て

第7章 運命か宿命か


「Sくんは別に彼女が居るやん」

少し強めの口調で
彼が言う


「あいつとは別れます」

Sが直ぐに答えた


「今すぐ電話して別れろや」

「こいつの事安く見てるみたいで腹立つねん」

声を荒げる彼


「時間が遅いから寝てます」

Sが答える

膝の上に置いてる手が
震えてるのが分かった



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