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ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

本当に度数の強いお酒で、具合が悪くなりそうになりながらも、新店長に軽く説教をして、私は何食わぬ顔をしてトイレに逃げた。

少し休んで、新店長が頭を冷やしたのを願いつつお店の方に戻ると、いつの間にかコウイチさんが戻ってきていた。

新店長から事情は聞いていたようで、「アキナちゃん、大丈夫?」とニコニコしながら聞いてきた。

その顔を見たら急に、張りつめてた糸が切れたかのように私は泣き出してしまった。

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