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ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

それからひとしきり泣いて、なんとか落ち着いてきてお店に戻ろうとしたとき、コウイチさんが冗談で言ったことについまた泣き出してしまって。

コウイチさんは、今度はそのまま私を抱きしめて「ほら、アキナちゃんもちゃんとギュってして」と、お店のすぐ前なのに抱きしめて落ち着かせてくれた。

いつもは彼の気持ちやら周りを気にして我慢する私も、この時は我慢もせずに驚くほど素直にコウイチさんを抱きしめ返していた。

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