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ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

濡れた手が凍りそうなくらい冷たくなりながら、さらに先に進むと、ちょっとした人だかりになっていて。

コウイチさんはまたもや「横から行っちゃおうよ」と悪者っぷりを発揮しようとしていたけど、さすがにそれは「いいから黙って並んでなさい」と一蹴した。

順番がきて、それぞれ小銭を賽銭箱に入れて、お祈りをして。

その後、私だけ自分と子供たちの分のお守りを買って、早々に屋台群に向かった。

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