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ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

『コウイチさんのことが大好きだった。でももうちゃんと諦めるからね』と、最初に書いた。

そんなメールに対するコウイチさんからの返事も無かった。

忙しいのが事実なのはわかってた。

でも、何かしら返事が欲しかった。

…ただ、その反面、この返事がなかったことで、私は嫌でも吹っ切れるしかなかった。

自分がコウイチさんにとってただの暇つぶしで、遊び相手だったということを自覚して。

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