テキストサイズ

ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

そんな話をしていると、嫌でもコウイチさんはお店の人で自分はお客さんなんだということを思い知らされて。

うっかり弱ってしまいそうだった。

それを察したのかなんなのか、その日はお店をクローズした後、コウイチさんは車で地下鉄の駅まで送ってくれた。

そして別れ際には「連絡してね」と優しい笑顔で言い、去り際にクラクションを鳴らして行った。

この日も私は彼の笑顔で気持ちを切り替えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ