幼なじみはドSで超エッチ
第9章 9,失った宝物
☆七海Side
「力哉っ!!力哉っ!!」
私は力哉の元へと走った。
力哉のお腹からは大量の血が流れていた。
「嫌だよ…しっかりしてよっ!!」
「…くっ…な…なみ……」
「力哉っ!!!」
苦しそうに私の名前を呼ぶ。
もうしゃべらなくていいよ…。
しばらくして航平くんがやってきた。
「力哉っ!!」
「航平くん…力哉が…力哉がっ!!」
私の目からはまた涙が溢れていた。
航平くんは携帯を取り出し、警察に電話をした。
数分後、警察のサイレンとともに救急車も到着した。
救急隊員が力哉をベッドに移動する。
「七海ちゃん…病院行こう…」
「うん…」
私は航平くんと救急車に乗った。