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｢七海…ここおいで｣

力哉が自分の膝を指さしている。


私は言われた通り、力哉の膝の上にのった。




力哉は私を後ろから抱き締めた。

なんか久しぶりだな…。
こうして後ろから抱き締められるの。



｢なぁ…もしかしてあれか？｣


｢あれって？｣


｢その…だから…｣

力哉は何かを言いたそうにしている。


どうしたんだろ…？




｢もしかして…赤ちゃんできた？｣


｢えっ？｣



急にそんなこと言うからびっくりするじゃん!

てか力哉分かってたのかな…。



｢まだ…分かんないけど……多分｣


どうしよう…。
なんて言われるんだろう…

もしかしておろせとか……。