 
いつまでも、何年経っても切なくて
第10章 切ない文化祭
今日はいよいよ文化祭だ。
とは言っても私がやることは一日焼きそばを焼くだけだ。
華たちとキャベツを切ったり玉ねぎを切ったり
準備を進めていた。
「お前にも取り柄があるんだな」と私の包丁裁きを見て宮本は言う。
本当に口が悪い奴...
そう思ってフンッ、と口を尖らせると
“ムニュ”
宮本は私の両頬を片手で挟むように摘まんだ
ちょっと何すんのよって言いたいのに
口の自由が利かない。
そして「おもしれー顔」と言って一人で笑っている。
手に持っている玉ねぎをコイツの目の中に入れてやりたい!
そう思っていた時だった
とは言っても私がやることは一日焼きそばを焼くだけだ。
華たちとキャベツを切ったり玉ねぎを切ったり
準備を進めていた。
「お前にも取り柄があるんだな」と私の包丁裁きを見て宮本は言う。
本当に口が悪い奴...
そう思ってフンッ、と口を尖らせると
“ムニュ”
宮本は私の両頬を片手で挟むように摘まんだ
ちょっと何すんのよって言いたいのに
口の自由が利かない。
そして「おもしれー顔」と言って一人で笑っている。
手に持っている玉ねぎをコイツの目の中に入れてやりたい!
そう思っていた時だった
 
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