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アナタにお仕えします!

第5章 怖くて仕方ない

もう一眠りしましょうか。

でも私はメイド。ご主人様の命令は、私の使命。

誠心誠意謝れば、きっと許してくれると思います。

いつも通りでいれば、きっと大丈夫。

恐る恐る扉を開けると、目の前にはご主人様が立っていました。

「あ、ご主人様。申し訳ございません。学校に向かう途中で野菜のタイムセールがやっていて、今日の夕食何にしようかと迷って……」

間近にいるご主人様に動揺しすぎて、心臓が大きく跳ね上がり、いつも通りにしているのに、ポロポロと涙が溢れてきました。

そんな私を、ご主人様は躊躇いもなく抱きしめました。

「……風呂に入るぞ」

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