俺と友人たちは何かが欠けている!!(゚ロ゚;)
第15章 2月28日
今日は卒業式の練習でした。
朝、紗柚んちの玄関で珍しく莉子と鉢合わせしまして、
俺「あ、もう行くの?いつもまだ寝てんじゃん」
莉「彼氏と会うの。もういいでしょ、退いて」
俺「機嫌悪い?」
莉「別に」
確実に機嫌悪いですねwww
俺「俺ならいつでも話を聞くぞ?」
玄関の段差の所に座りました。
莉「うざ」
俺「お前なぁ」
莉「まぁ話してあげてもいいけど?」
話をまとめると、
昨日の軽音部のステージで莉子の彼氏が誰か全校生にバレちゃったじゃないですか!
何で隠れて付き合っていたかというとですね、
莉子もよく分からないみたいで。
告白してきたのは先輩の方らしいです。
莉「最初に好きって言って来たのは恵(ケイ)の方なんだよ?」
ベースの先輩→K→恵。
莉子は色んな女子が狙っている恵先輩からの告白を断ったらしいです。
まあ当時は他校に男がいまして。
仕方がない話ですよね。
それから暫くして莉子は彼氏と別れ、先輩はまた莉子に告白してくれたらしいです。
生意気なことに、またそれを断って「暫く彼氏とかいいやー」という時期に突入していまして。
でも2度目の告白から恵先輩がモテることを知り、よく目が合うようなったそうです。
そしてまた恵先輩に告白された莉子はびっくり!!
2度目はあっても3度目は初めてで、しかも色んな女子から告白されているはずなのにずっと自分のことを好きでいてくれて
「先輩。私も先輩のこと好きになりました」
せっかく両想いなのに先輩は
「あのさ、俺たちが付き合うこと皆に秘密にしてほしい」
と言われたらしい・・・
莉「でも昨日急に全校生徒の前で告白しちゃうし!」
俺「お前も大変なんだな」
莉「まあね、今日は朝から恵に呼び出されてるし別れ話かも」
俺「まあ頑張って」
莉子がガラにもなくしおらしかったです。