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Take me

第11章 11





「お前はもう、俺の息子じゃない」




お父さんが俺の前に立ちはだかり、そう言った。


途端に髪を引っ張られ、花瓶ではなくビール瓶を振り上げる



俺はもう、目を瞑って衝撃に備えることしかできなかった









あ、あれ……








いつまでも来ない衝撃に内心驚き、目をうっすらと開くと、




お父さんの振り上げた腕を掴む、お兄ちゃんの手があった。

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