
Take me
第18章 18
「ていうかさぁ…」
何かを言おうとする言葉に、続きを促そうと目線を上げればすぐ側に瑛士の顔があった。
「お前、更に細くなった気がする。気がするっていうか、絶対軽くなった。」
確かに瑛士が帰らない間、ご飯は喉を通らなかった。
「一ヶ月くらいで変わるもんか…?」
「一ヶ月も食わなかったのかよ。」
はぁと呆れるような溜め息と共に、頭を小突かれた。
一人じゃ、何食ったって美味しくなかった。
「丁度今日は休みだし、食いに行くか」
「まじで!…一緒、に?」
「当たり前だろうが」
今度は盛大に笑われて、俺まで笑った。
