テキストサイズ

隠れて甘いkissをして

第20章 本性



「………本性?」



言葉の意味が理解できずに聞き返すと

翔太はタバコを灰皿に潰した。



「お前は明るくて社交的で爽やかで、その上顔もイイから」

「……は?」

「そんな男に優しくされたら、どんな女も落ちるよ」

「………やめろよ。
いきなり気持ちわりーな」



……何が言いたいんだよ。


翔太はさっきまで笑っていたけど、表情を戻す。



「周りはみんなお前を優しくて爽やかな男だと思ってる。

実際見た目はそうかもな。

でも、それは本当のお前じゃないんだよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ