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隠れて甘いkissをして

第4章 招いたミス


「先輩、どうかしたんですかぁ?」



香ちゃんが固まった私に気付いて声をかける。

私は消えそうな声で、独り言のように呟いた。




「会議の資料、作り忘れてる…」


「えええぇ!!?」




香ちゃんの甲高い声で、周りが一斉に注目する。




「後半の資料、内容が変更になったところは先輩がやるからって…
香は画像の加工しかやってないですよー!」



私は香ちゃんに指示したこと、自分が引き継いだことを今さらぼんやりと思い出した。


なんてことなの……

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