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隠れて甘いkissをして

第42章 最後の夜

「だ、だって……」




隼人は所構わずしようとするから、ハラハラしてしまう。

今は周りが暗いけど、隣りにいるカップルがちらちら見てるし……///

ドキドキしていると、耳元で囁かれる。




「確かにここじゃ最後までできないな。
部屋に戻ろう」




隼人が私の手を引いて立ち上がった。




「………………っ」




隼人の背中を見ながら


繋がれた手の温もりを感じながら


この時がずっと続いてほしいと、心が叫んでいる。




でも………


隼人の手を、強く握り返して


私はその想いを、そっと胸にしまいこんだ。

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