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隠れて甘いkissをして

第45章 忘れられない

▼Side... 立花



震える痩せた肩を、思わず両手で抱きしめる。


その体は、見た目以上に細く、小さく感じた。


こんなに泣く咲原を、見たことがない。




「……た、立花……」




咲原の困惑した声が、弱々しく聞こえる。


俺は抱きしめる手に、一層力が入った。

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