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隠れて甘いkissをして

第47章 再会


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「あー、やっと一段落したな」




残っている社員も疎らになってきた社内。

斜め前の立花が、両手を上げて大きく伸びをした。




「もういいや今日はこの辺で。
俺もう帰るけど、咲原は?
まだやってく?」




カバンに書類を入れている立花に声をかけられる。

時計を見ると、夜の8時を回っていた。




「んー、私も帰ろうかな。
目が痛くなってきたし」

「じゃあ駅まで行こうぜ」

「うん」




私は最後のメールが送信されたのを確認して、パソコンの電源を落とした。

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