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隠れて甘いkissをして

第70章 2人の心

▼Side... 隼人



精一杯の笑顔を見せた由宇を、力強く抱きしめる。



由宇が少し苦しそうにしていたけど



俺はその体と少しの距離も作りたくなかった。




………分かっていた。



きっと由宇は、残る答えを出すだろうと。



それが自分の為ではなく、俺の事を想っての決意だということが


痛いほど伝わってきた。





こうなることが分かっていたのに


俺は受け入れたくなくて


細い体をさらに自分に引き寄せた。


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