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隠れて甘いkissをして

第8章 週明けの余韻



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「おはよーございまぁす」



木曜日。

始業ギリギリで滑り込んできた香ちゃんに、私は笑顔で応える。



「おはよ、香ちゃん。
はい、淹れたてをあげる。
目が覚めるわよ」



コーヒーメーカーで入れた、砂糖たっぷりの甘いカフェラテを彼女のデスクに置く。

週明けから続く晴天に、ウキウキしながら

私は自分の分のコーヒーを口に含んだ。

今日も、なんて清々しい1日の始まりかしら。



香ちゃんは、そんな私を見ながらボソっと呟いた。




「……咲原先輩。

ちょっと怖い……」

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