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息もできない

第15章 謝って欲しいわけじゃ

直目線


お風呂場でえっちした後
じゃれるように身体を洗いあって、タオルで拭きあってそして今俺は春陽に髪を乾かしてもらっている

リビングのソファに春陽が座って俺は床で春陽の足の間に座ってる感じ


頭に当たる暖かい風が気持ちいい


「熱くない?」

「だいじょーぶ」


なんだか眠くなってくるなぁ


カチ、とスイッチを切る音がして風が止む
春陽が俺の髪を指ですいて後頭部に鼻を寄せてきた


「はい、終わり。ん、いい匂い」


すー…と息を吸われてなんだかくすぐったい


「春陽のもやってあげる」


俺と位置を交代して今度は春陽の髪を乾かしていく
サラサラ揺れる黒髪からは俺と同じシャンプーの匂い


なんか、自分と同じ匂いが相手からするって幸せだよね


「熱くないですかー?」
「大丈夫です」


しっかり乾かしてドライヤーのスイッチを切ると俺は春陽に後ろから抱きついた
首筋に顔を寄せてさっに春陽がやってたみたいに匂いを嗅ぐ


ふあ…いい匂い
なんでこんないい匂いすんの


なんか胸がキュンキュンして脚をばたつかせる

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