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息もできない

第23章 今度は俺?

そして俺の胸を弄っているのとは逆の手が俺の中心に向かって動いてもう少しで捉える
その時


家にインターフォンの電子音が鳴り響いた


こんな時間に誰だ?


「春陽、人来たよ?」
「放っとこ」
「ん……でも、ぁ…」


俺が出た方がいいんじゃないかって言おうとしているその間にも春陽は俺の胸の愛撫を再開する


けど、またインターフォンが鳴らされた
鳴り終わるともう一度


宅配便とかにしてはしつこくない?


春陽も同じことを思ったらしくてすごく不機嫌な顔になっている


「ったく…誰だよ」


このまま鳴らされ続けたら行為中も気が散ってしょうがないし近所にも迷惑だ


俺たちは少し急いで風呂からあがり、髪の水分を取るのもそこそこにインターフォンの受話器を取った

するとモニターに映し出されたのは、一人の若い男の子


高校生ぐらいかな?


その子はすごく不機嫌な様子で立っていた


「はい」


春陽がその子に負けないほど不機嫌に受話器に出るとモニター越しの青年は


『谷口直を出してくれ』


と言う


俺?
俺こんな若い子の知り合いなんていたっけ?


春陽も不思議そうな顔をしている

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