テキストサイズ

会議室から恋。~黒田~

第5章 5

「玄関のほう行ってくれねぇ?」

めちゃくちゃ文句言いながらも、歩いてるのが分かる。

「何あれ?」

電話が繋がったまま、七瀬が走っているのがわかる。

「何、してるの?離したら?」

すごく小さく七瀬の声が聞こえる。

何か揉めているような雰囲気。

「もしもし?!何なのこの会社!無理矢理男がお姉さん連れて行こうとしてたんだけど!」

「あぁ…。そのお姉さんにかわってくれ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ