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会議室から恋。~黒田~

第3章 3

「お待たせ。行こ」

「え?何??」

「送ってく」

「え??」

ロッカーの前で立ち止まったまま歩き出そうとしない彼女の腕を掴み、引っ張る。

「ええから」

定時直後のロッカーから玄関の間は、帰路につく女性社員が多く、みんなが振り向いた。

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