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薫子の先生な日常

第4章 生徒指導

「ねえセンセイ、情報ほしくない?」

「べつに。」

帰国子女の紀伊はなれなれしく話し掛けてきた。

「いやいやいや。絶対聞いとくべき。ちょっと、薫子センセイ!!」


私は手をひらひらさせながら職員室へ向かった。

理由は寒いからだ。

3月の末とはいえ、学校は冷える。


廊下にたまっている輩の気が知れない。

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