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薫子の先生な日常

第2章 Kとわたし

次の日、普通に授業をして普通の放課後を迎えた。

授業の自己評価カードを見ると、Kの感想欄に歌が書き付けてあった。

もちろん彼が詠んだものではない。古歌だ。

「今はただ
思い絶えなむ
と ばかり を
人伝て ならで
言う由 もがな」

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