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「話があるって言ったのはこの事よ。
直接伝えることができてスッキリしたわ」


「……っ！ 話って…この事だけの為に…？」


「？ そうよ？ なにかおかしい？」




頭がクラクラする。


優香さんの笑顔の裏に、別の顔がある気がして、あたしは身震いした。



「で、美和ちゃんは私に何が聞きたいの？」


「………」



優香さんの言葉に、あたしは恐る恐る口を開いた。




「……優香さんは……、蓮くんの彼女さんなんですよね？」


「そうよ？ この前の花火の時、偶然会って、美和ちゃんも見たじゃない」


「…それなら……ヒメは…？
優香さんにとってヒメは……幼馴染ってだけですか？」





あたしの質問に、優香さんはなんの躊躇いもなく言った。










「姫宮くんは私の恋人よ」