 
神様の独り言
第5章 神様は朝日を掴む
「あぁ…ハキ…ハキ…」
道子は、嬉しくて…
少年を抱き締めた――――…
耳の無い少年…ハキを手に入れた!!
道子は、嬉しくてたまらなかった!!
「ハキ…大丈夫よ――――…
さぁ、お風呂に入りましょ?暖かいお湯は…気持ちいいわよ…」
道子は、手を繋ぎ…少年を浴槽に誘う――――――…
少年は、うなずき従う…
同じ従うでも…
道子の声で操られた人間とは違う、目の動きや動作に…
道子は、安堵し癒されていた…
二人で浴槽のお湯に浸かり…
向かい合って……
照れたように…笑い会う…
 
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