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電脳世界

第2章 俺


「お前もか」
「そうなの・・・」
ちょっと困ったような顔で風山は答えた。

俺も困ってるのは同じだ。
次の言葉に迷っていると、

「もうすぐプログラムの再起動があるみたいだよ」
「え!?」

プログラムの再起動なんかしたら、俺たちが危ないじゃないか・・・
「俺たちは大丈夫なのか?」
「一回データは保存されるみたいだけど」
「へぇ・・・。」

ここら辺で取り残されているのは俺と風山ぐらいのようだ。

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