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*恋愛ポエム集*

第25章 スイッチ

私には

スイッチがある。


そのスイッチは

私の目の前に

好きな彼がいた時に

スイッチが入る。


スイッチが入れば

私は

“偽りの私”になる。


…そのスイッチがあるのは

私だけじゃない。


女の子なら

誰でもあるようだ。


…好きな彼に

自分を

良く見てほしくて

…スイッチが入ってしまう。


なんだか…

女の子って

ズルいよね。


…私もズルいよね。


“本当の私”を

彼に見てほしいけど

…それが出来ない。


“本当の私”を

彼に見せちゃったら

…嫌われちゃうんじゃないか。


私から

離れちゃうんじゃないか。


…それが怖くて。


…見せることが出来ない。


…だけど

偽りたくないって。


“本当の私”を

彼に見てほしいって。


そう

私は思い始めたの。


…例え

嫌われたとしても

離れちゃったとしても。


…もう

いいじゃないか。


ウダウダ考えるのが

めんどくさくて。


私は

私の中で

スイッチを壊した。


…なんだか

とってもスッキリした

“本当の私”が

彼の目の前で

笑っていた。


~Fin~

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