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どれくらい経ったのだろう。

緋月さんは、覆い被さった状態のまま、ずっと私を抱き締めている。


「こういうのって落ち着きませんか？」

「.....え？」

「こうやって身体をくっつけてじっとしている事」


確かに温もりを間近に感じるけれども....。
恥ずかしさが勝るっていうか。


「あ、あの....ちょっ」

「なんでしょう？」


すると突然、緋月さんは身体を離そうとした。


「んｱｯ！....ひつ.....きさぁ、ん！」


思わず瞑ってしまった目を開けると、緋月さんは意味深な笑みを浮かべた。


「言ったでしょう？最高の快感を提供させて頂くと」


この人、とてつもなく....
意地悪だ。


「繋がった以上、今だけでも未弥と呼ばせて下さい。もっとお嬢様を近くで感じたい」

「ひつ.....き...さっあん！」


緋月さんの腰の動きは次第に早くなっていった。


「未弥....未弥！」


これが最高の快楽。