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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第1章 憧れと無知の堕落

「だから止めた方がいいってば」


 中学三年の秋。それまで進路の事なんて全然考えられなくて近くの高校に進学しようと思っていた私の考えはある出来事がきっかけで変わった。
 放課後の教室。親友でいつも私の事を心配してくれる美月にその事を伝えると彼女は驚きの声をあげて反対してきた。


「どうして!?」
「どうしても!!」


 珍しく強く言い張る美月。それでも私の思いは変わらなかった。
 私は席を立ち、美月を見下ろす。


「美月のバカ!!反対するなら理由教えてよ!!」
「ちょっと亜紀子!待ってよ!」


 私は言い捨てるようにして机の上のカバンを手にその場を後にした。

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