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あなたは特別

第6章 あなたと私





高峰さゆりの事件があってから
初めての出社だ



なにか噂が広まるだろうと思ったが
何もない



良かったという思いと
なにか嫌な胸騒ぎを感じた




予想どうり
高峰さゆりが俺と2人で外回りをしていた時




「私、部長と直也さんのこと広めるかも」



いきなり立ち止まって言ってた



「なに、どうしたらいいの?」


俺の質問にニヤッと笑ってホテルを指さした





俺は無言で高峰より前を
歩きホテルを目指した


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