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不器用なくちびる

第2章 呼出

「な…んで…」


「エロいからに決まってんだろ!」


胸を触っていた男子が
興奮した様子で叫ぶ。


誰だっけ…
こんな茶髪の人いたかな…


栞はどうでもいいことを考える。
この状況について深く考えることを
頭が拒否していた…

すると突然、椎名が栞の頭をポンと
手離し、面倒臭そうに言った。


「俺、もういーや。
お前らの好きにしろよ。
あ、でもとりあえず中入れんなよ。
外だけだ。」


「マジで⁈」


茶髪は大喜び。
すぐに足の間に手を伸ばしてきた。

グチュグチュグチュ…水音がすごい。
改めて恥ずかしさが全身を包んだ。

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