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ひみつのARASHIC☆

第1章 潤 ~お家デート~

「ねぇ?何してほしかったの?」
「別に何も…」
「教えてよぉ…」
「何もないって…」
「もういい!教えてくれるまで喋らないから。」
「潤…」

(私の気持ち知ってるくせに…)
(言うかなぁ…)

梨華はずっと潤の後ろ姿を見つめている。

(ほんとに喋ってくれない…)

その状態のまま、5分くらいたった。

(でも……言えないよ…)

困ってる顔の梨華。
ついに、口を開いた。

「ねぇ、潤…」
「………」
「あのね………









キス、してほしかったの…」

そしたら、潤はくるっと梨華の方を向いた。

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