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ひみつのARASHIC☆

第11章 智 ~お化け屋敷~

「穂乃果。最初、あれ乗ろう。」
「コーヒーカップですか…」
「そう。イヤ?」
「そんなことない!」




いろんなものに乗って、笑ってはしゃいで…
ベンチに座ってるとき。

「ね、いい所連れてってあげる」

って言って、妖しく笑う。

「目、瞑ってね?」

今度は可愛く笑う。

……反則でしょ。
その顔。

イヤなんて言えるはずもなく、従う。
そしたら、

「いいこだね♡」

なんて呟く。
離れられなくなっちゃうじゃん。


…離れる気なんてないけど。

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