新章イケメン大奥〜逆ハーレムの世界
第14章 日向
早朝、突然部屋に入ってきた
ここにいる筈のない人物の登場に
春日局は白い目を
ちらりと向けるだけだった。
「ちったあ驚けよ…春日。」
「先ほど護衛の者から報告を受け…
とても貴人とは思えぬ傍若無人な
振る舞いに、驚くという感情を
使い果たしてしまって
いたところです。」
報告によると、目の前にいる水尾は
昨夜再び瑠璃と…
春日局の機嫌は非常に悪く
思わずパシリ!と扇子を鳴らす。
「おい、お前…
噂は本当みてえだな。
その余裕の無え面はなんだ。」
最近、瑠璃を見る春日局の目が
変わったということは
江戸城内で瑠璃の正体を知っている
ごく一部の者たちの間では
もはや公然の事実となっており…
春日局は否定も肯定もしなかった。
「…これ以上何か
御用でもあるのですか?」
「大有りだ…
お前の気持ちを知ったら、尚更だな。
俺は何としてでもこの話を進めたい。
大事な女の幸せを
一番に考えてやれるのが
真の男ってえやつじゃ無えのか…」
ここにいる筈のない人物の登場に
春日局は白い目を
ちらりと向けるだけだった。
「ちったあ驚けよ…春日。」
「先ほど護衛の者から報告を受け…
とても貴人とは思えぬ傍若無人な
振る舞いに、驚くという感情を
使い果たしてしまって
いたところです。」
報告によると、目の前にいる水尾は
昨夜再び瑠璃と…
春日局の機嫌は非常に悪く
思わずパシリ!と扇子を鳴らす。
「おい、お前…
噂は本当みてえだな。
その余裕の無え面はなんだ。」
最近、瑠璃を見る春日局の目が
変わったということは
江戸城内で瑠璃の正体を知っている
ごく一部の者たちの間では
もはや公然の事実となっており…
春日局は否定も肯定もしなかった。
「…これ以上何か
御用でもあるのですか?」
「大有りだ…
お前の気持ちを知ったら、尚更だな。
俺は何としてでもこの話を進めたい。
大事な女の幸せを
一番に考えてやれるのが
真の男ってえやつじゃ無えのか…」