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新章イケメン大奥〜逆ハーレムの世界

第15章 最終章〜sweet&sweet1〜

障子を開け
手をつないだまま
東雲の空を日向様と二人で
眺めていた。

この一日が始まれば
お互いにもう二度と
触れ合うことはない。

どちらも言葉は発しなかったけど
多分同じことを考えていたと思う。


「家光…お前には感謝の言葉も無い。
倖せになってくれ…」


「…お兄様
残りわずかですが
精一杯務めさせていただきます。」


お互いに空を見上げたまま
言葉を交わし
日向様の指は離れて行った…

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