殺人鬼の棲む島
第72章 8日目 真夜中~朝 黒鵜島
「ふんっふんっふんんっ!!」
少しの躊躇もなく遥風はナイフを何度も突き刺した。
とっくに動かなくなった悠夢に何度もナイフを突き刺す。
ぶしゅっ……ぶしゅっ……とナイフを突き刺すたびに血が弾け、ナイフの刃にも肉やら脂肪がぬちゃぬちゃと絡み付く。
「はぁはぁはぁはぁ……」
気が済むまで滅多刺しにしてから遥風は倒れるように横になった。
終わった……
地獄のような八日間が、ようやく終わった……
十二人いたオフ会参加者は遥風たった一人になった。
悠夢の返り血を浴びて血の涙を流したような遥風は、ようやく生き残った実感が湧いてきた。
けど、まだ終わりじゃない……
この島を出るまでは、終わりじゃない。
血に汚れたナイフを適当に拭いてよろよろと遥風は船着き場を目指して歩いていった。
生還者:1名 遥風
少しの躊躇もなく遥風はナイフを何度も突き刺した。
とっくに動かなくなった悠夢に何度もナイフを突き刺す。
ぶしゅっ……ぶしゅっ……とナイフを突き刺すたびに血が弾け、ナイフの刃にも肉やら脂肪がぬちゃぬちゃと絡み付く。
「はぁはぁはぁはぁ……」
気が済むまで滅多刺しにしてから遥風は倒れるように横になった。
終わった……
地獄のような八日間が、ようやく終わった……
十二人いたオフ会参加者は遥風たった一人になった。
悠夢の返り血を浴びて血の涙を流したような遥風は、ようやく生き残った実感が湧いてきた。
けど、まだ終わりじゃない……
この島を出るまでは、終わりじゃない。
血に汚れたナイフを適当に拭いてよろよろと遥風は船着き場を目指して歩いていった。
生還者:1名 遥風