
イケナイ関係
第2章 バレンタイン
昼休み
トイレを済ましハンカチで手を吹きながら出てくると、そこへ偶然、トイレから淳弘が出てきた。
互いに目が合う。
「……」
「……」
すると淳弘が、玲奈の腕を掴み、誰も居ない真冬の屋上へ連れて行かれた。
「…寒いんだけど、てか何で屋上?」
「お前…俺にチョコくれねぇの?」
「は?」
「は?じゃねぇだろ!」
「なっ何で…すっ好きでもない人にチョコあげなきゃいけないのよ」
「俺ら中1中2と同じクラスだったろ?その時やたらお前の視線を感じたんだけど、あれは気のせいだったのかな?」
ドキッ!!
すっ鋭い
私の視線に気付いてたなんて…
でも今ここで私の気持ちを伝えたりなんかしたら…
あやが…
ここは嘘でもついて、この場から逃げよう。
トイレを済ましハンカチで手を吹きながら出てくると、そこへ偶然、トイレから淳弘が出てきた。
互いに目が合う。
「……」
「……」
すると淳弘が、玲奈の腕を掴み、誰も居ない真冬の屋上へ連れて行かれた。
「…寒いんだけど、てか何で屋上?」
「お前…俺にチョコくれねぇの?」
「は?」
「は?じゃねぇだろ!」
「なっ何で…すっ好きでもない人にチョコあげなきゃいけないのよ」
「俺ら中1中2と同じクラスだったろ?その時やたらお前の視線を感じたんだけど、あれは気のせいだったのかな?」
ドキッ!!
すっ鋭い
私の視線に気付いてたなんて…
でも今ここで私の気持ちを伝えたりなんかしたら…
あやが…
ここは嘘でもついて、この場から逃げよう。
