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イケナイ関係

第3章 彼の部屋

玲奈は、顔を真っ赤に染めながら、淳弘に数学を教えた。

すると淳弘は、玲奈にべったり引っ付いてきた。

ヤッヤダ…そんなに引っ付かれたら…
つっ……。
それに耳に彼の熱い息が…
あや…早く戻ってきてよ

ドアが開く音がし、淳弘は急いで元の場所に(玲奈の向かい)戻り、平然と勉強をしているフリをした。

「お待たせ!あれ?玲奈、顔赤くない?」

ドキッ

「えっそう?暖房で顔が火照っちゃったのかな?ハハッ…あっ!!用事思い出したから帰るね」

「ええっ!?
ちょっ…それじゃ私も帰る」

二人が鞄に教科書等を詰め込んでいると

「玉木さん、外、薄暗いし家まで送るよ」

「ありがとう!それではお言葉に甘えて送ってもらっちゃおうかな」

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